Shiga de Boardgame

第38回ゲーム会レポート

2015/07/13 Mon

『第38回ゲーム会』 レポート

日時:2015年6月27日(土) 9:30~21:30
場所:草津まちづくりセンター 2階208和室


近頃は滋賀県内外からたくさんの方に参加いただけるようになり大規模開催が
定常化している現状ではありますが「ときにはのんびり和室でゲームを」という
思いもあり数ヶ月に一度、小規模な部屋での開催をさせていただいています。

今回はその数ヶ月に一度のお楽しみ、ということで参加者数は限られましたが
満員御礼、男性15名、女性3名 、 計18名 もの方々にお集まりいただきました。
参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

なお今回のテーマは和室へのアンチテーゼという訳ではありませんが毎年恒例
「アメゲー祭」ということでゾンビ、ダイス、アメコミアートとヤンキーテイスト溢れる
一日となりました。

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開催から早2週間が過ぎ、楽しかった記憶も日々のつらい日常で上書きされて
しまっていますが、画像に映るボードゲームの数々、そして皆さんの笑顔に向き合う
ことで平穏な気持ちを取り戻したいと思います。そんな心のリハビリも兼ねた第38回
くさつボードゲーム会のレポートです。



●逃げゾンビ(Run fight or die)
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窓からは柔らかな朝日もこぼれる午前10時、アメゲー祭に心荒ぶるゾンビ女子たちが
蠢きはじめます。ゾンビが無尽蔵に湧き出る様はこれぞゾンビゲー!と思わせる魅力に
溢れていました。短時間で遊べるゾンビゲームとして今後も活躍の場は多そうですね。

●ゾンビサイド(Zombicide)
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ゾンビ女子に負けるものか、と日没を待ちきれない中年ゾンビ男子たちも活動を開始
します。この時点で会場のゾンビ感染率はほぼ100%!こちらは先の作品とは異なり
クラシカルなゾンビゲーです。ゲーム終了後の感想戦が盛り上がるのもゾンビゲーならでは!

●ネイションズ・ダイス(Nations - The Dice Game)
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文明テーマのタイトルとしては出色の出来であるあの『ネイションズ』にダイス版が登場です!
文明ゲームの醍醐味である各国の特殊能力はないようですが実際遊ばれた方の話によるとシス
テムを極限までシンプルにした遊びやすい良作という評価でした。これは是非遊びたいです!



●エリジウム(Elysium)

ドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた作品です。(この後大賞は『ブルーム
サービス』に決定しました)プレイ風景を見る限りでは『デウス』のようなプレイ感を連想します
が実際はどうなんでしょう?特殊効果満載のギリシャテーマということでプレイ欲求も高まります。

●火と炎(Feuer und Flamme)
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テラミスティカの拡張っぽいタイトルですが実際はテラ成分は皆無のバランスゲームです。
バーベキューの具材を網の上に置いていくのですが、具材を掴む火箸の操作性が著しく悪い
んですよねw これは計算された仕様だと思います。作者の思惑通り、大盛り上がりでしたw


●ペニープレス(Penny Press)
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くさつ会の「キック王」ことOさんの持込みによるキック感たっぷりのタイトルです。
実はアートワークが好みでうっかり蹴りかけた作品でもありますがプレイ後のOさん
の燃え尽きた表情を目の当たりにし蹴らずに耐えた自分を褒めてあげたいと思いました。



●ネファリアス(Nefarious)
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あまり知られていないかもしれませんがドミニオンの作者であるヴァッカリーノの作品です。
プレイ毎に変化するスピード感や戦略、これは紛れもなくヴァッカリーノの作品だと感じました。
初期条件によっては大味な展開にもなり得ますが、湧き出るリプレイ欲はまさにヴァッカリーノ!

●ザ・ゲーム(The Game)
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「ニムトで遊べる」ことでもお馴染みのドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた作品です。
(良い子の皆さんはちゃんと購入して遊びましょう)数年前に大賞を獲得した「花火」同様、
協力型のカードゲームということで二匹目の鰌とはなりませんでしたが中々の良作だと思います!

●ファラオーオー(Phara-oh-oh!)
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先の『火と炎』に続く本日二作目の「中年男子がじゃれ合っている様は傍から見ると若干
キモいけれど遊んでる本人達は楽しくて仕方がない系」のゲームです。豪華なコンポーネント
ですがゲーム自体に必要なのはほぼ中央の木鉢のみとのこと。その辺りも含めいい感じです。



●ラットルボーン(Rattlebones)
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以前クローズ会でTさんに遊ばせていただき、目から鱗だったダイス目ビルドゲームです。
その名の通りダイスの目が脱着式になっており、すごろく風にマスを進みつつ特殊なダイス
目を入手しマイダイスをカスタマイズしていきます。この新規性は一度体験いただきたい!

●ペアーズ(Pairs)
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ゲームとゲームの合間に手軽に遊べる「フィラーゲーム」として近頃大活躍している
のがこの『ペアーズ』です。インスト1分、プレイ人数も2人から8人、さらには
プレイ時間も調整可能と非常に使い勝手の良いゲーム会用に1つは欲しい小品です。

●ブルームサービス(Broom Service)
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2015年ドイツ年間エキスパートゲーム大賞に輝いた作品です。『魔法にかかった
みたい』のリメイク作で作者であるペリカン氏の代表作には他に『魚河岸物語』などが
あります。元作品はややゲーマー向けでしたのでこれは良いリメイクかもしれませんね。



●通路(Tsuro)
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「ボードゲーム研究室!で以前取り上げられてましたよね」と本人すら忘れかけている
情報を教えてくれたJさんによる持込みです。渋めの外観から若干アブストラクトな印象
があったのですが実際は軽くて取っ付き易いゲームとのこと。これは一度遊んでみたい!

●エピックスペルウォーズ(Epic Spell Wars)
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「クリプトゾイックのないアメゲー祭など幻想のない恋愛のようなものだ」と過去の
偉人が呟いたか否かは分かりませんがアメゲー祭と言えば皆大好きクリプトゾイック
です。ダイス、直接攻撃、即死。アメリカンな魅力が小林克也並みに詰まっています!

●マルコポーロの足あと(Auf den Spuren von Marco Polo)
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あのツォルキンコンビによる期待を裏切らない新作です。今流行の初期能力特化の
ダイスプレイスメントをシステムの根幹に、様々な得点経路、地域タイルのランダム性
とリプレイ欲を掻き立てる要素が満載です。末永く遊ばれ得る名作かもしれませんね。



●エヴォリューション(Evolution)
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すでに第2版をキックしていることもありキックの師匠であるOさんにお願いし遊ばせて
いただきました。まず第一印象は思いのほか軽い!進化テーマのゲームでありながら驚く
べきプレイ感の軽さ。そしてスタプレマーカーである恐竜コマの驚くべき無駄なデカさ!

●ペンギンパーティ (Penguin Party)
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タンサンさんのアートワークに惹かれ、発売直後に購入したDr.クニツィア往年の名作
です。ルールを読んだだけではピンと来ず、実際に遊んでいく中でジワジワと気付きが
生じるまさにクニツィアらしい作品です。個人的にこういった再販が増えると嬉しいです!

●フィジー (Fuji)
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緑のボックスに「F」始まりのタイトル、ご存知緑のおじさん、フリードマン・フリーゼ
の作品です。流通の関係かこれまであまりゲーム会で目にすることはありませんでしたが
彼特有のひねりが効いた作品なのでしょうか?これは是非また持込みいただきたいですね。



●イエローストーンパーク(Yellow Stone Park)
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ゲーマーな方々からは「苦しいゲーム」と評される本タイトルですが我々の間では
「大量失点が気持ちいいバカゲー」という位置付けのローゼンベルクの旧作になり
ます。ちょっぴりリアルな動物のイラストも、もはや笑いの一要素でしかありません。

●ごい牌
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和室で中年男性4人が卓を囲っている様は「慰安旅行の麻雀大会」にしか見えません
が恐らく「ごいた」を遊ばれています。と思うのですがプレイ風景を見る限り、やっぱり
間チャン振り込んだJさんが「ヤキトリやわ~」と絶叫しているようにしか見えませんw

●テストプレイはやっていない拡張入り(We Didn't Playtest This at All)
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そして毎年恒例、アメゲー祭の締めの儀式でもあるY女史プレゼンツ「テストプレイは
やってない大会」が今年度も開催されました。ほぼ全員参加、ほぼ全員が腹筋崩壊という
ハードな展開でしたが、今年も無事この割礼の儀式が終えられ主催は安堵しております。



紹介出来ませんでしたが他にも以下のゲームが遊ばれていました。

●陰謀
●ポストマンレース
●姫将棋
●つみつみショーギ
●パズルストライク
●オールグリーン
●ストーンエイジ
●スウィッシュ
●酔いどれメデューサ
●コクーンワールドザボードゲーム



★おまけ★

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草津の宿

今回は狭い和室開催ということで休憩専用卓が設けられず、代替として廊下に
旅館を意識した休憩スペースを設けました。著名な「草津温泉」は群馬県ですが
気持ちだけでも「草津の宿」を感じていただけていれば幸いです。



今回もたくさんの参加ありがとうございました。
参加者数が限られていたため初参加の方もなく見知ったメンバーのみでの開催
となりましたが、寂しい反面、主催としては気楽な側面もあるので今後も定期的
に楽をしていきたいと思います。ご理解、ご容赦いただけると幸いです。



話は少しそれますが、本レポートの中でも触れた通り先日2015年度のドイツ年間
ゲーム大賞が発表されました。受賞作は以下の2タイトルです。

ドイツ年間ゲーム大賞:コルトエクスプレス
ドイツ年間エキスパートゲーム大賞:ブルームサービス


日本発の『街コロ』も最終選考まで残りましたが残念ながら大賞は逃してしまい
ましたね。

ところで、例年この大賞発表が近づくと大賞予想をされる方も少なくないのでは
ないでしょうか?私もボードゲームを始めた4年ほど前から毎年自分なりに予想
しています。予想結果は毎回散々なものですがw

当時は大賞予想が外れる度に「自分のゲームを見る目もまだまだだなぁ」と思う
ことも多かったのですが、そこそこゲーム経験を重ねるうちに「この賞はただ
単純に面白いゲームを選考する賞ではない」と思うようになりました。

この言葉には2つの意味合いがあります。

ひとつは「ゲーム経験がそこそこあるゲーマーが遊んで満足度の高いゲームが
選考対象ではない」という側面です。実際、今回のノミネート作はほぼ全数、
それ以外にもノミネート界隈のゲームはかなりの数遊ぶ機会がありましたが
個人的に「これは面白い」と感じたタイトルはノミネートにもあがりませんでした。

そもそも年間大賞は「ゲームを始めたばかりの人」、エキスパート大賞ですら
「ステップアップしたい人」を対象としているようですので、2,3時間かかる
ような長時間ゲームを好む層にはそもそも向けられていない、ということになります。

そしてもう1つは、単純に面白いだけでなく選考委員の「こんなゲームも遊んで欲しい」
という思いが含まれているということです。

すべてを読み込んだ訳ではありませんが選考委員が選考理由を述べる際にそういった
発言をしていることがままあります。コンポーネントであったり、システムの方向性
であったり地域性などに触れていることもあります。



と、すでに皆さんすでにご存知であろうことを薄く浅く書き連ねてみた訳ですが、
個人的に言いたいことを要約すると以下の3点になります。

1)大賞ゲームに対し「そんなに面白い?」というネガティブ発言はやめよう!
2)大賞ゲームに対し「そんなに面白い?」と思い始めたらゲーマー的にやや末期
3) そろそろ日本のゲームが大賞を獲りそう


特に皆さんに伝えたいのは 3)です。
私がボードゲームを始めた4年前でさえ非現実的だった日本人が壇上にのぼる
という夢のような光景がもはや夢ではなくなって来ています。

個人的には『街コロ』よりも好きな同作者さんの『すきもの』もまだまだ可能性は
ありと思いますし、他にもたくさん誇れるメイドインジャパンはあるはずです。

...考えただけでワクワクしてきますよね。



そんな童心をアピールした直後で心苦しいですが、話をビジネスに戻し次回、次々回
のくさつボードゲーム会のお知らせです。次回はすでに告知の通り7月26日(日)開催に
なります。まだ参加受付中ですのでお時間のある方は是非いらしてください。

また第40回記念回となる次々回も8月29日(土)に会場を予約済みです。例年通り
特にスペシャルなイベントもありませんが、夏休みの宿題を既に終えられている
優秀なボードゲーマーの皆さんは是非お越し下さい。

そんな少数精鋭主義のくさつボードゲーム会ですが、次回以降も優秀な皆さんの
参加をお待ちしております!

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プロフィール

ヨシダ

Author:ヨシダ
ボドゲ歴は6年くらいです。
大阪から滋賀への転勤を機に
草津でゲーム会を始めました
※2017.1 大阪に戻りました。
Twitter: yoshy_33

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